リスニングに悩む日本人は、非常に多いですがそれは、英語には日本語に存在しない音を聞く必要があるためで、あなたの能力が低いわけでも、努力していないというわけでもありません。
そのため、正しいリスニングの学習をすれば1~3ヶ月で自信を持ってリスニング力はアップします。
そのための、1番良い方法がディクテーションです。
英語を聞き取りながら、聞こえた英語をそのまま文字に起こすトレーニングで、リスニング力のアップに効果があり、英語をシッカリ聞き取れるようになるため、英単語の発音もしっかり覚えられるので、発音も上手くなります。
ディクテーションに必要な時間
1回につき5~15分
これだけ聞くと、単純なトレーニングのようですが、ディクテーションはシャドーイングとは違い、聞こえた英文を文字に起こすため、シャドーイングよりもずっと時間がかかり脳への負荷もかかります。
そのため、真剣にディクテーションの勉強を行うと非常に疲れます。
しかし、その効果は非常に大きいことが特徴です。
ディクテーションで身につくスキル
1,正確に音を聞き分けるリスニング力
2,音を聞いた瞬間に英単語が分かる英単語力
3,英単語を理解した瞬間に意味を理解できる英語脳
4,発音がネイティブ並にキレイになる
ディクテーションは、なんとなく聞こえたというレベルではできません。
正確に英語の音を聞き分けられるリスニング力が必要です。
そのため、ディクテーションのトレーニングを始めた当初は、何もできずに自信をなくすことと思います。
しかし、諦めずに1~3ヶ月続ければ英語の音を正確に聞き取れるようになります。
また、聞き取れるだけでなく、聞き取った音からどういう英単語かが分かる必要があります。
そのため、日頃の英単語を覚える際に、発音を意識しながら単語を覚えるクセができるため単語力もアップします。
さらに、理解した単語を英文に組み立て直して意味を理解できる英語脳が自然とできるようになるためTOEICやネイティブとの会話でのリスニングの向上に非常に効果があります。
そして、最後にネイティブの発音を正確に分かるようになるため、自分の発音もうまくなる効果があります。
では、具体的なディクテーションの方法を説明しましょう。
ディクテーションの効果を上げる方法7つのポイント
1,1文は30語以内
あまりに長い英文だとディクテーションてに時間がかかります。
そのため、1文は30語以内の英文を使用しましょう。
また、初めてディクテーションのトレーニングを行う際には、英文の中の単語は全て知っている英文を選びましょう。
2,聞こえた英文を書いていく
聞こえた英文をそのまま書いて行って下さい。
複数形の『s』や『a』『the』などの冠詞が抜けたりするでしょうが、気にせず書いて下さい。
聞こえたとおり書くことがポイントです。
3,聞き取れなかったところは何度も繰り返し聞く
聞き取れなかったところは、その部分だけを何回も繰り返し聴いて下さい。
10回聞いていると分かってくるので、分かったら書きましょう。
4,どうしても聞き取れなかったところはカタカナで書く
でも、どうしても聞き取れないところがでてきたら、そこは聞こえた発音をカタカナで書いて下さい。
ここも聞こえたとおりにカタカナで書いて下さい。
5,英文で確認
書いた英文、カタカナを見ながらお手本の英文を確認します。
すると、『え!?この単語がこんな音声に変わっていたの?』と思うところがたくさん出てきます。
それを学ぶのがディクテーションなので、ショックを受ける必要はありません。
例えば、『ゲッリロッオブ』と聞こえた場合、そのまま書いて下さい。
『get rid of』だとすると、『d』と『o』がくっついて『ロ』という発音に変化するということが分かります。
ちなみに、タ行、ダ行の音がラ行に近い音に変わるのはアメリカ英語の特徴です。
6,英文を正しい発音で10回読む
正しい英文と発音が分かったら正しい発音で英文を10回読んで暗唱してください。
ポイントは暗唱できるまで読むという点です。
暗唱できるほど読み込むことで、その英文の発音が自分のものになります。
7,1日1文でOK
上記の通り、ディクテーションは非常に時間がかかる作業です。
そのため、1日1文でOKです。
それ以上やろうとすると、時間がかかりすぎて他のやるべきことに時間を割けなくなります。
ディクテーションができるとどうなる
TOEICの効果
リスニングの問題で英単語が頭の中で組み立てられるようになり、
リスニングの理解力が60~70%だった場合、100%近くまで上がります。
ディクテーションの効果は、そのまTOEICのリスニングセクションに跳ね返ります。
そのため、リスニングのスコアが中途半端という場合は、ディクテーションのトレーニングを集中して行って下さい。
英会話の効果
実際の英会話の場合、アナウンサーと違い早口の人もいれば滑舌の悪い人もいます。
それは日本人でも同じですね。
日本人でも早口の人や滑舌の悪い人の日本語は聞き取りづらいので、ネイティブによっては聞き取りづらい人がいてもあまり気にしなしないで、ディクテーションの練習を続けて下さい。
ネイティブの話す英語がクリアに理解できるようになり、ネイティブの英語が日本語のように理解できります。
ディクテーションに適した教材ベスト3
3位:新TOEIC TEST英単語・熟語高速マスター
TOEICやビジネスでよく使われる英語を使ってディクテーションの学習ができます。
さらに、例文が25語前後と適度な長さなのでディクテーションに向いています。
2位:スーパーエルマー
リスニングとリーディングの両方をマスターするためにSIMリーディングというフレーズで区切った英文が音声で収録されているので、音を止めるポイントが分かります。
さらに、アメリカのVOAやCBSニュースを使っているのでビジネスで使われる英語がアナウンサーのきれいな発音で収録されています。
加えて、アメリカ英語で学習できるので、世界で1番スタンダードな英語を学べます。
1位:スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース
TOEIC対策コースは、TOEICの公式問題集を作成しているチームが、スタディサプリENGLISH用にオリジナル問題を作っているのでそのままTOEIC対策になります。
また、全リスニング問題にディクテーションのためのレッスンが付属しているため問題を解いた後にその問題をしっかりと理解し、消化することができます。
しかもレベルごとに分かれているため、自分のレベルにあった英語を使ってディクテーションのトレーニングができます。
スタディサプリENGLISHは、パソコンかスマホがあれば、いつでもどこでも学習できるので重たい思いをして、英語の学習教材を持ち歩く必要がありません。
また、ディクテーションで単語のスペルが間違ったところは記録に残るので自分がどういう音に弱いのかも確認ができます。
スタディサプリENGLISHのディクテーション画面
まとめ:ディクテーションは最初は苦行ですが、その効果は絶大
ディクテーションは始めた当初は何もできずに心が折れそうになりますが、1ヶ月がんばってください。
あなたの英語力に革命が起きます。
ただ、そのためには正しい英語教材の選定が重要です。
レベルの高すぎる教材を使うと時間もかかり、心をすり減らす割に効果が出にくくなります。
自分に合った教材を選びながら、毎日続けられる教材を選びましょう。
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