20代で年収1000万円がどれほどのハードルか知ってるか?
人事部にいた頃に、何百人と新卒や第二新卒の学生さんを面接してきたから言えるのですが、20代前半の多くの人は世間を分かっていません(笑)
実際、気軽に『早く年収1000万円になりたい』なんて話をしているのを見ると、
『青いな』
と思ってしまいます(笑)
この会社で年収1000万稼げるようになるには、45歳以上で部長職以上にならないと無理だよ
なんて現実は口が裂けても言えません。
1人で生活したことがないので、年収1000万の重みも分かってないんだろうなと思います。
でも、酷な話ですが、20代で年収1000万稼げるかどうかは、入社した業界と就いた仕事で決まります。
もし業界を間違うと、30代、40代やそれ以上の高い年齢になっても、どれだけ優秀でも1000万円に届かない会社なんてざらにあります。
まずは20代で年収1000万円を稼ぐ人がどんな人かを説明する前に、20代で年収1000万円がどれほどハードルが高いかを紹介します。
業界別の20代の平均年収
国税庁が行っている「民間給与実体統計調査」によると、平成28年分の調査で20代の平均年収は、およそ300万円でした。
少し詳しく見ていきますと、
20-24歳 男性 275万円
20-24歳 女性 241万円
20-24歳 男女平均258万円
25-29歳 男性 383万円
25-29歳 女性 309万円
25-29歳 男女平均351万円
女性が男性より年収が低い理由は、非正規雇用や収入が低い傾向にある事務系の就業率が高いことが影響しているといわれています。
業種別の平均年収は以下の通りです。
- 建設業…約360万円
- 製造業…約350万円
- 卸売、小売業…約260万円
- 宿泊、飲食サービス業…約200万円
- 金融、保険業…約400万円
- 不動産、物品賃貸業…約360万円
- 輸送、郵便業…約360万円
- 電気、ガス、熱供給、水道業…約450万円
- 情報通信業…約360万円
- 学習、教育、専門技術サービス業…約330万円
- 医療、福祉業…約320万円
- 複合サービス業…約290万円
- サービス業…約260万円
- 農林水産、鉱業…約250万円
20代で年収1000万どころか、年収が高い『金融、保険業』や『インフラ業(電気、ガス、熱供給、水道業)』でも、その半分にも届いていません。
卸売、小売業、サービス業、農林水産業に限っては250万円前後と1000万円の4分の1程度という低さです。
では、本当に20代で年収1000万万円になっている人の割合はどれぐらいかを調べてみました。
20代で年収1000万円は0.3%
20代で年収1000万円は、たったの0.3%です。
20代の人を1000人集めてもその中にたったの3人しかいないのが現実です。
ちょっと現実が見えましたか?
ふつうに就職して、働いて、残業せず、定時に帰って、土日を楽しんで、そのうえで20代で年収1000万円なんて夢のまた夢です。
20代で年収1000万円はイバラの道
でも、20代で年収1000万円を本気で稼ぎたいならできます。
だって1000人中3人もいるわけです。
毎年、新卒で入社する社員は40万人います。
引用:データで見る就活
新卒で入社する年齢はおよそ23才から29歳までと仮定すると、その人数はおよそ280万人です。
その中の0.3%と言えば、8400人です。
なんと、全国に8400人もの年収1000万人を超える20代がいる計算になります。
どうです?
ちょっと可能性が見えてきた感じがしませんか?
では彼らはどうやって年収1000万円を稼いでいるのか?
徹底的に調査ましたので、その結果を紹介します。
ただし、ここから先はかなり厳しいことを書きます。
キレイごとは書いていません。
〇〇するだけで1000万!なんてありえません。
ここから先は覚悟がある人しか読んではいけません。
本気で20代で年収1000万円欲しいならこうしろ!
1、競争が激しい業界で生き残れ!
20代で年収1000万円稼いでいる人は、ほとんど間違いなく競争が激しい業界で生き残りをかけて働いています。
競争が激しい業界とは、次の3点を満たしている業界です。
1、新規参入が多い
2、市場規模が大きい
3、今後も成長が見込める
新規参入が多いと、今、市場シェアが高くてもすぐに新興企業にひっくり返されてしまいます。
また市場規模が大きいと、未開拓市場があるので利益を伸ばせます。
さらに、今後も成長が見込めると継続して売上を伸ばせます。
ただし、こういった業界は大企業や優秀な人が刈り取っていきます。
だから、生き残るのが大変です。
2~3年で市場シェアがひっくり返ることもよくあります。
逆に、競争が無い業界にいると、仕事そのものはラクチンです。
ライバルがいないとは、競う相手がいないわけですから、サービスを改善したり接客をより良くする必要もありません。
だから、定時に帰れて、残業も無く、土日出勤もありません。
自己研鑽のために勉強する必要もありません。
のんびりゆっくり働けるようなぬるま湯の環境です。
でも、それだと年収はせいぜい300万止まりです。
2、大企業へ転職しろ!
20代で1000万円を本気でねらうなら、中小企業よりも大きな大企業へ転職しましょう。
大企業をオススメする理由は2つあります。
1つは企業規模が大きいほど年収が高くなる傾向があるからです。
こちらをご覧ください。
引用:企業規模別の平均年収格差
資本金の金額ごとの年収データです。
明らかに資本金が大きい、つまり大企業ほど年収が高くなっています。
逆に零細企業に勤務すると年収はグッと低くなります。
もう1つの理由は、競争に生き残れる確率が高くなるからです。
1番で説明しましたが、競争の激しい業界で生き残るには、会社そのものも大きくないといけません。
小さい会社の場合、投資に回すお金が無かったり、商品、サービスが1つコケるだけで倒産してしまいます。
でも、大企業ならその心配はありません。
もともと大企業は経営の多角化を行っているので経営基盤がガッチリしています。
ただし、大企業へ入社して、競争が激しく、成長性のある業界で仕事をするにはそれだけ優秀な人材でないといけません。
では、どういう人材なら競争が激しく、成長性のある業界で仕事をできるのかを説明します。
3、外国語は英語と中国語をマスターしろ!
まず、英語は前提としてマスターしておきましょう。
TOEIC900ぐらいを取っていればOKです。
できれば、中国語も併せて学習しておきましょう。
なぜ外国語が必要なのかを知りたければ、日本語だけではマズいということを理解しましょう。
今、世界のインターネットで流れている情報のうち、日本語ユーザーが占める割合はわずか3%しかありません。
逆に言えば、97%は日本語以外の言語です。
引用:https://www.internetworldstats.com/stats7.htm
世界の最新情報をつかもうと思えば、日本語だけだとそのチャンスは3%にまで激減してしまいます。
では、上位の言語を見ると、英語が25%、中国語が16%で発信されています。
つまり、世界の情報の40%は英語と中国語です。
日本市場は衰退期に入っています。
20代で1000万円稼ぎたければ世界市場で戦える人材になることが絶対です。
理想は外資系の大きな会社で働けるぐらいの実力まで高めることです。
英語や中国語を使って仕事をできるレベルまでに高めましょう。
このグラフを見てもまだ日本語だけで大丈夫と思っている人がいたらもう1000万円はあきらめましょう。
4、統計をマスターして情報弱者から脱出しろ!
統計をマスターする価値は、数字の裏を読めることです。
ビジネスの世界では、相手に自社のことをよりよく見せるための数字操作がよく行われています。
新聞やテレビで流れている数字の情報のほとんどは、まやかしです。
発進する側によって都合の良いように書き換えられています。
これは、統計を学んでいる人にとっては、常識です。
でも、大多数の情報弱者はメディアの情報を鵜呑みにして踊らされます。
20代で1000万円になりたいなら、情報弱者から情報強者にならないといけません。
ただ、統計学は高校生レベルの数学の知識が必要なので想像以上にハードルの高い学習です。
そのため、ここで挫折してしまう人がたくさん出てきます。
でも、上司や顧客は、正しい意思決定のために正しい情報提供できる人材を望んでいます。
そのためには数字が読めることが絶対必須です。
だからこそ統計をマスターできた人の市場価値は非常に高くなります。
5、プレゼン力を磨け!
口がうまい人間を信用しないなんていう言葉を信用するな!
自分の意見を物怖じせず正確にアピールスキルは、より高みに上るには絶対に必須です。
自分の意思を相手に伝えるスキルに欠けている人は、どれだけ能力が高く、経験が豊富でも相手に伝わりません。
プレゼンが苦手という人は、苦手意識があるだけです。
練習すればだれでもプレゼンのスキルは身に付きます。
でも、プレゼンは相手に話す、伝えるというスキルなので次の思考も絶対に欠かせません。
6、ロジカルシンキングを身に着けろ!
伝えたいこと、言いたいことを論理的に伝える力をロジカルシンキングと言います。
相手に伝わるプレゼンや資料は間違いなく、論理的に書かれています。
逆に論理性の欠けたプレゼンや資料は相手に伝わりません。
もし何が言いたいのかが伝わっても、相手の気持ちを落とすことができません。
20代で1000万円稼いでいる人のほぼ100%は非常に論理的です。
7、起業して個人事業主となれ!
転職を前提に年収1000万円を稼ぐ方法を説明してきましたが、実はもう1つ方法があります。
それは起業です。
零細企業は収入が低いという話をしましたが、それは『社員』という立場での話です。
代表者になれば話は変わります。
起業して個人事業主となれば、稼いだ金額から経費を差し引いたすべてが自分の収入です。
だから、年収1000万円を稼ぎたいなら、転職の他に起業が一番の近道です。
でも今回、私はあえて起業はお勧めしません。
実際のところ20代での起業は失敗する確率が非常に高いからです。
どれだけ能力が高くても、ビジネスや社会のことに詳しくないのでどうしても足元を見られます。
特に多いのが、契約で失敗したり、会社のブランドが無い若手は年配の人に軽く見られてしまうことです。
契約書の重要性は20代ではなかなか気づけません。
気づいた時には大損してしまっています。
今まで会社の法務部が対応していたことを自分1人で考えて対応するのは大変です。
また、仕事ができて営業成績が良かった人も起業するとなかなかお客さんを取れません。
その理由はあなたに会社というブランドがなくなったからです。
そういった逆境を乗り越えるには、やはりある程度の経験が必要です。
だから起業を考えているなら30代になってからの方が成功率はグッと高まります。
20代で年収1000万に届く競争が激しい業界6選
20代で年収1000万円を稼げる成長性のある競争が激しい業界を紹介します。
ただし、前提条件が1つだけあります。
夜の世界や芸能、スポーツ選手などの短期間の流行り廃りのある職業は除きます。
まっとうに働いて年収1000万円を稼げる業界は次の6つです。
国際弁理士
弁護士ではなく、弁理士です。
弁理士の中でも英語と中国語が話せる弁理士は非常に重宝されます。
その理由は、世界の市場で戦うには『特許』や『商標』などの自分が開発した商品、ネーミングの権利確保が絶対必須だからです。
せっかく開発した商品を他社に横取りされては、開発にかかったお金が大損です。
ネーミングも中国がよく登録しているように先に取られると取り返すのが大変です。
そういった企業利益の防御と攻撃に弁理士は非常に重宝されます。
でも、世界で戦うには英語と中国語が分からないと話になりません。
できればこの2か国語をマスターしましょう。
不動産営業
不動産営業は、賃貸物件や購入物件でもかまいません。
地元密着で家やマンションを探している人に物件を紹介する仕事です。
非常に地味で誰でも出来そうですが、家を借りたい、買いたいというお客さんの気持ちを分かっていないと、うまくいきません。
また、売っておしまい、契約したらさようならという不動産の仲介業者が多いので、その点をうまくサポートできると一気に契約を取れます。
でも、業界そのものが惰性で行っている会社が多いので、ホスピタリティ能力に自信のある人はチャレンジしてみてください。
Webコンサルタント
いきなりハッキリ言いますが、Webコンサルタントは穴場です。
Webコンサルタントで、本当にすごい人なんてほとんどいません。
本を出版している人は何人かいますが、自分の成功事例から過去の成功法則のパターンを売りつけているだけで実はたくさん失敗している人ばかりです。
私も以前、業界で有名なWebコンサルタントさんに相談に行きました。
2時間で40,000円プラス税ということでしたので、結構な金額でしたが、話されたのは『3C』についての概要だけでした。
3Cをドヤ顔で話してくるこの業界は、ショボいです。
全然大したことないレベルのことでお金になるようなレベルの低い人達の集まりです。
もし、マッキンゼーや銀行系の調査会社で経験を積んだならこの業界に入ると、羊の群れということがすぐに分かると思います。
一気に1000万円稼げる業界の1つです。
人材紹介コンサルタント
人材紹介コンサルタントとは、優秀な人材を求人している会社に紹介する仕事です。
人材紹介コンサルタントの報酬は、採用された人材の年収のおよそ30%~35%をもらえます。
つまり、年収800万円で採用された場合、少なくとも30%なので240万円もらえます。
年間4~5人を企業に紹介できるようになれば年収1000万円なんてあっというまに稼げます。
ただし問題点は、
優秀な人材をどうやって見つけるのか
また求人している会社からどうやって信用してもらえるのか、
この2点です。
そのため、人材紹介コンサルタントになりたければ、リクルートエージェントのように優秀な人材紹介コンサルタントが集まっている会社に就職するのが賢い方法です。
キーエンス
キーエンスとは、大阪に本社を置く、自動制御機器を中心とした製造販売会社ですが、知らない人は意外と多いと思います。
その実態は驚くべき高収入企業です。
ボーナスは年4回、年収は20代で1350万円、30だいで1800万円にもなります。
でも、気を付けてください。
それに見合うだけでの実力が無いと、入社できません。
また、入社しても社内での競争も激烈です。
私の知人で31歳で東大卒で英語を話せるK君もキーエンスで1500万円稼いでいます。
彼は、前職で海外赴任の経験も長く、頭のキレる人材です。
でも、彼以上に優秀な人材ばかりで食らいついていくので必死と嘆いていました。
勤務医
医者は間違いなく1000万円を超えます。
医者の場合、正社員という概念はなく、副業は全然OKです。
だから、年収は1000万円どころか2000万円にも手が届きます。
でも、医者になろうとすると医学部を卒業が必須ですので、気軽にはなれないという難点はあります。
でも20代前半で医学部に合格すれば30過ぎには医者になれますので、そこから先は年収2000万円、安くても1000万円は固いのは間違いありません。
年収1000万に届く競争が無い業界
特に20代に限定しないなら競争が無い業界で年収1000万に届く会社はあります。
1、大手都市銀行
大手都市銀行に勤務すれば30代半ばには年収は1200万円に到達します。
ただし、地方銀行はダメです。
地方銀行は大手都市銀行の子会社のような役割ですので、年収に差が有りすぎます。
今、大手都市銀行では、個人向けの融資と住宅ローンなどに手広くビジネスを展開しています。
そのため、他業種からの転向もよくあります。
お金に詳しくなくとも、簿記2級ぐらいを取得して、数字を読めるようにしておけば銀行への転職のハードルは想像以上に低いです。
2、電気、ガスなどのインフラ事業
インフラ事業は、市場の成長性は見込めませんが、消えることもありません。
また独占状態なので価格は自由に決められるため利益率も高くなります。
そのため、いわゆる美味しい業界です。
ただし、今後もずっとその状態続くかと言えばちょっと難しいでしょう。
電力の自由化の競争が始まり、水道やガスも自由化が進めば生き残りのために競争が始まります。
そうなると、年収が下がってくる可能性も大いにあります。
ただ、そうはいっても他の新規参入の会社よりも、まだ良い立ち位置なのでこの先10年、20年は安泰でしょう。
転職先の1つとしては確保しておきたい業種です。
3、テレビ局や大手新聞社などの大手メディア
テレビ局や大手新聞社などの大手メディアは間違いなく高収入の企業です。
30代後半には1000万円は確実に超えてきます。
ただし、外側から見るとのんびりとした業界に見えるかもしれませんが、実は生き残っていくための新規事業の開拓は非常に貪欲です。
社員も1人1人が極めて優秀な人達ですので、入社できても生き残るは大変です。
でも、メディアという業界は大手企業との交渉事が多いので、いろんなビジネスを直接見ることができ、経験できるうえに収入も高いので20代のうちに経験しておくことは非常にお勧めです。
ただ、20代で1000万円の年収を出してくれる会社に1人で転職活動をしても玉砕するのがオチです。
そういった競争の激しい会社に転職したいなら、退職してから1人で転職活動を行うのではなく、在職中から人材紹介会社(転職エージェント)を活用することがベストです。
成長のために転職に成功した人の上手な進め方
もし、大きく成長したいなら、くれぐれも在職中に転職活動を始めてください。
律義な人ほど退職してからゆっくり転職活動を行おうとしますが、賢いやり方ではありません。
実際に私が人事部にいた頃に転職の面接に来た人の3人に1人は在職中に転職活動をしていました。
その方が転職予定の会社と交渉を有利に進めやすくなります。
でも、平日は仕事なのに転職活動なんてできるわけないと思うかもしれません。
そんな問題は簡単にクリアできます。
転職エージェントを利用することです。
転職エージェントとは、あなたに代わって、あなたにあった会社を調べてくれて、あなたが応募したい会社を連絡すれば書類を送ってくれます。
さらに、面接に日時の調整もしてくれます。
もちろん全て無料です。
転職エージェントについて詳しくはこちらを読んでください。
もちろん退会も簡単です。
だから、私のおすすめは今すぐ転職する気持ちになれなくとも、退職してから転職活動を始めるのではなく、辞めたいと思ったときから会社情報を仕入れるために、まだ在職中に転職サイトに登録しておくことです。
在職中に転職エージェントに登録すべき理由は4つあります。
1つ目は、実際に転職を3回経験したので分かりますが、退職までに溜まったストレスや疲労は半端ないためです。
限界に達すると転職サイトに登録する気力すら無くなります。
2つ目の理由は、転職せず自宅でゆっくり過ごす生活に慣れると転職へのモチベーションを戻すのは想像以上に大変だからです。
3つ目の理由は、退職後に空白期間を作ってしまうためです。
空白期間が半年を過ぎると次の転職は致命的に難しくなります。
元人事部として本音で語りますが、転職に成功している人は例外なく転職エージェントに登録して、気になる求人情報をストックしておくだけでもおこないましょう。
転職エージェントに登録すると『転職という選択肢』ができて心にゆとりが生まれ、『色々な会社情報』を知っておくことで心が折れて倒れる前に転職という手が打てるようになります。
転職エージェントは登録無料です。
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転職活動ぐらい1人でできる!という人は重大な勘違いをしている
転職活動を1人でするものと考えているならかなり時代遅れです。
1人で転職活動をするなんて、面倒で時間がかかる上に、下手したら知らずにブラック企業に応募して同じことの繰り返しになってしまうこともあります。
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ハッキリ言いますが、使わないだけであなたは転職活動で、ライバルから重大な遅れをとっています。
だから、転職エージェントは使ったほうがベターです。
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その上で、年収交渉も任せられます。
転職エージェントの担当者はとても熱心に転職者を売り込んでくれます。
そのため年収交渉も行ってくれるので希望の年収よりも上がることもよくあります。
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3、充実した転職サポート
転職エージェントのアドバイザーは、求人紹介をするだけではありません。
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一度、転職した方ならわかりますが、内定を得る会社も『保険として受けた滑り止めの会社』から『第一志望の会社』までさまざまです。
第一志望の会社から内定を得たら滑り止めの会社は断るのですが、一人で転職活動を行うと自分で断りの連絡をいれないといけませんが、説得されたり何度も連絡が来ると結構ストレスです。
転職エージェントを活用すれば、そのような手間もすべて代行してくれます。
おすすめの転職エージェント2タイプの違い
社会人経験、正社員での経験が3年以上あって、1つの仕事をちゃんとこなせる自信とアピールできる実績があるなら上の3つの転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントは絶対に1社に絞ってはいけません。
私自身も経験がありますが、相性の合わないムカつく対応をする担当者がたまにいます。
自分のおすすめの企業を強引に推してきて、こちらが拒否すると
そんなにイヤなら自分で探してきてください
とふざけたことを言ってきます。
もちろん担当者の変更もできますが、エージェントに足を運ぶたびにそんな奴と顔を会わせるのも気分が悪いです。
だから1社しか登録していないと、嫌々ながらエージェントの意見に押されがちになります。
でも3社以上に登録していれば自分の意見をちゃんと聞き入れてくれておすすめの会社を紹介してもらえるので、グッと気が楽になります。
それは、フリーターや第二新卒などの経験が浅い人向けの転職エージェントでも同じです。
フリーターや第二新卒などの経験が浅い人は、経験者向けの転職エージェントに登録してもなかなか自分に合った会社と出会えません。
理由は、会社側が即戦力を求めており、教育に時間も予算も割く気が無いからです。
だから、フリーターや第二新卒の方は、教育に予算と時間を割くことを前提としている会社を中心とした方が圧倒的に効率的な転職活動を行えます。
そして、フリーターや第二新卒向けの転職エージェントは、経験者向けの転職エージェント以上にサポート体制、内定率、紹介できる業種が重要です。
この3点が全てパーフェクトに整っているエージェントは残念ながらありません。
だから、あえてこの3社に登録して情報の良いとこ取りを行って転職活動するのが勝ち組の転職方法です。
そんなことしたら悪い気がするんですが。。
そんなこと悩む必要はありません。
転職エージェントは、転職希望者が掛け持ちしていることなんてお見通しで、掛け持ちを前提として他社と差別化を図るビジネスを行っています。
そうすることで健全な転職業界が成り立っています。
だから堂々と掛け持ちして、転職を成功させましょう。