地域密着型の学生服リユースショップ「さくらや」。
2011年に三児の母である創業者、馬場加奈子さんが開業以来、現在ではフランチャイズで全国展開するまでになりました。
その事業の社会貢献度の高さから、創業者はウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞したり、メディアでも多数取り上げられたりするなど、注目されています。
しかし実際の利用者の口コミを見ると、全てが全て良い評価とは限らないようでした。
そこでこの記事では制服の買取依頼を検討中の方に向けて、さくらや利用のメリット・デメリットを実際の口コミを交えつつ、ご紹介していきます。
さくらやは、地域貢献度の高いリユース店!
さくらやは制服リユース店のなかでも、その地域・社会貢献度の高さから話題を集めています。
よく知って頂くために、まずさくらやがどのような地域貢献活動をしているのか、その特徴をまとめました。
保護者・高齢者のコミュニティの場になっている
さくらやは単なる制服の売買の場所だけではなく、地域のコミュニティの場としても機能しています。
店舗別に地域のママさん会などを独自企画・開催しているようです。
地域のコミュニティを積極的に生む活動をしていました。
内閣府の「子供の未来応援国民運動」に参画、査定額を寄付している
さくらやは「学生服回収ボックス」を各所に設置し、学生服の寄付を募る活動をしています。
その目的は、浮いた査定額分を内閣府が運営する「子供の未来応援基金」に寄付するため。
さくらやはこの活動に賛同する企業や銀行に回収ボックスを置かせてもらい、企業と協同してこのリユース活動を行っています。
集められた寄付金は、国を通して全国のこどもを支援する団体に分配され、こども食堂の運営や学習支援などに利用されていました。
障がいのある方・地域のママさんの雇用を創出している
さくらやがすごいのは、1つの活動で複数の支援がされていることです。
学生服回収ボックスで回収した制服は提携のクリーニング店に送られるかと思いきや、地域の障がい者就労支援施設で洗濯が行われています。
勿論そちらでお給料の支払いも発生しており、障がい者の方々の雇用を生んでいるのです。
他にも制服に入ってしまっている名前刺繍の除去は、地域のおばあちゃんのお仕事に。店舗運営は子育て中のママさんのお仕事になっています。
地域全体を経営しているような、リユースショップの域を超えた素晴らしい活動ですよね。
貧困家庭向けにバザーをやっている
わたし達の住む社会には、制服が買うお金が無いと困っている貧困家庭が多くあります。
それもそのはず、制服は公立中学でも5~8万円程度、私立高校ともなると10万円以上もすると言われているからです。
他にも教科書代や部活道具の購入などもあるので、やっぱり入学費用はお財布が痛みますよね。
入学費用の中で一番お金がかかるのが制服になっているため、さくらやは貧困家庭向けに学校用品の移動バザーを行い、手助けになろうとしています。
災害時に体操着を作業着として提供している
さくらやは豪雨災害が発生した際、支援として体操着の提供を行っています。
実際2018年の西日本豪雨災害や2020年の熊本豪雨災害で体操着が寄贈され、現地の子供たちの汚泥の除去作業などに役立ったそうです。
さくらやに多い口コミ1「買取価格が安い」
さくらやはまちのリユースショップの域を越えた、社会全体に貢献しているお店です。
一方でさくらやの利用者の口コミを見ると、査定額がとにかく安い!という口コミが多数ありました。
地域貢献するため、安く仕入れてその分安く販売しているのでしょうか。
実際の査定額がどれくらいなのか?実際の口コミと共に見ていきましょう。
口コミ①「ブックオフ並み」
査定に出したところ、制服一式で440円だった、という口コミがありました。
この方だけではなく、他の口コミもほとんど似たような単価です。
査定は決して高くないだろうとは思っていましたが、ここまで安いのは驚きです。
買取でもほぼ寄付と変わらないかもしれません。
仙台店で買い取りしていただきました。
買い取り査定額にビックリです。中学校の制服だったのですが制服一式(汚れ、ほつれ毛羽立ち等無し)と夏用スカート新品未使用とベスト新品未使用も査定してもらったら440円ブックオフ並みの金額。
引用元: ヒカカク
口コミ②:新品のローファーが50円
3,980円で買った新品のローファーも査定額たったの50円だったそう。
この値段だったら、確かに他のサービス・買取店使用したら良かったと後悔しちゃいますよね。
冬のブレザーなど高いわりに買取額にびっくりしました。50円とかあり? 24cmのローハー新品買取額が50円でした。3980円の品物でしたので、〇ルカリに出せばよかったと後悔しました。
引用元: ヒカカク
口コミ③:「売値6500円で、買取は100円未満」
さくらやは、買取・購入どちらも利用したことがある方も多くいました。
しかし、購入もそこそこの値段するのに、買取が安すぎる、という声が多数上がっていました。
買取100円で売値6500円だとすると、粗利率はなんと98%…。
売値を頑張っているならまだしも、これだと不満を持つ人がいてもおかしくないかもしれません。
犬サラブレッド ★☆☆☆☆
ボタンも足りない、服までボロボロなのに
6500円という値段で売るくせに
買い取りは100円にも満たない
ここでの売り買いはオススメしません - google 学生服リユースShop さくらや 仙台店口コミ
口コミ④:「私立高校コート300円」
私立高校コートは、2~3万円はするところが多いです。
しかしこちらも買取価格、たったの300円。
処分目的だったならお駄賃感覚で嬉しいですが、査定額を期待して持ち込んでこの値段は完璧に肩透かしでしょう。
あまり売る側にメリットが感じられない金額でした。
売り価格が、まあまあ高いのに、買い取り価格が安すぎる。私立高校コートは、とても高くいくらになるか気になっていましたがなんと買取価格300円!制服は仕方ないにせよ、値段聞いて持ち帰りました。このコートをいくらで売るつもりだったのか、、
引用元: ヒカカク
さくらやに多い口コミ2「対応が悪い」
査定額の他にも、さくらやには気になる口コミがもう一つありました。
それは、「店員の対応が悪い」ということ。
例えば以下のような「上から目線」「強気な口調」が気になる、というコメントが多数見られました。
中学の制服を買いに行ったのですが、分からない点がいくつかあり質問したところ、笑顔でかなり上から目線での対応をされました。必要なことすら答えてもらえず仕方ないので、何度も聞くはめに。
お会計の時まで「袋は有料だからこのままですよ!」と上から対応。
途中、買取り希望のお客様が来られたので観察していましたが、「10円、50円ですよ!」と強く対応。
同業者がいないからでしょうか?
ホントに強気な対応にびっくりしました。
引用元: ヒカカク
全国70店舗以上あるので、どこか特定の店舗だけなんじゃないか?と筆者は思いました。
しかし各店舗の口コミを見ていくと、かなりの店舗で同様の不満の声があったのです。
全国のさくらやの店舗から、3店舗代表的な口コミを集めましたので以下からご紹介いたします。
口コミ①:「電話の対応が最悪」
電話の問い合わせで親切な対応をしてもらえなかった、という口コミがありました。
お店が混んでいるときもあるようなので、そのせいもあるかもしれません。
口コミ②:「いらっしゃいませ、すら無い」
日本ならお店に入ると大体どこでも「いらっしゃいませ」という声掛けがありますよね。
しかし以下高松店では、「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」もなく、店員はほぼ無言だったそう。
社員教育がされてないという口コミもありましたが、店舗運営を行う以前に人として最低限の部分と感じてしまいます。
意見投稿用 ★☆☆☆☆
私が☆1にした理由は、店員の態度の悪さです。この令和の時代にこんな店があるのがびっくりです。いらっしゃいませもありがとうございましたもない。身内の子どもには笑顔を向けるが、客には全く。そして、持ち込んだ制服を何も言わずに触る。この口コミでも何度も書かれているのにも関わらず、社員教育をしていないようです。本当に酷くて、もう二度と行きたくありません。 - google さくらや高松店口コミ
しかも驚く事に、高松店はさくらやの第1号店。
さくらやの顔になるような店舗がこのような対応とは、他の店舗も確かに期待できないかもしれません。
口コミ③:営業時間中なのに閉まっている
さくらやは、かなり自由なお店なのか、営業時間中なのにやっていない、ということもあったようです。
Sue N ★☆☆☆☆
電話して行った方がいいかも!
私が行ったときには営業時間中でしたが閉まっており、携帯に電話してくださいと貼り紙があったのでかけても、全然繋がらなかった。私の他にも二組来店がありましたが皆引き返しました。
電話対応できないのなら、電話してくださいではなく、○○時まで急用で店を閉めています、などと書いてくれた方が親切だな~と思いました。戻ってくるかもしれないからと、30分くらい店の前で待っていた。 - google さくらや熊本店口コミ
たしかにさくらやのスタッフが子育て中のママさんが多いので、突発的な用事で出てしまったのかもしれませんね。
このように、さくらやはあまり接客を重視していない店舗のようでした。
さくらやとして接客サービスの指導もされていないようなので、店舗にとって対応力の差が激しい可能性があります。
店員の対応も悪いうえに査定額も安かったら、持ってきた甲斐もなく、場合によっては苛立ちが募るかもしれません。
そもそもさくらやで高額査定は期待できませんので、もし店員さんのアタリ強いと感じたら、嫌な気持ちを抱える前にスッと帰った方がいいでしょう。
さくらやを利用するメリット・デメリット
制服をリユース出来る先は、正直さくらや以外にも複数あります。
では他の制服リユース店と比べたときに、さくらやを使う利点にはどういったものがあるのか?
ここでは制服リユース店をよく知る筆者が、さくらやのメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット①近くに店舗があることが多い
さくらやの強みは、何といっても店舗数が多いこと。
2010年に一号店創業以来、2014年からフランチャイズ店を増やし始め、2021年現在では70店舗を越えています。
近くに店舗があれば、持ち込んで顔の見える状態で取引が出来るため、安心だと感じる方が多いでしょう。
メリット②安全にリユース出来る
さくらやは地域密着型の純粋なリユース店舗です。
制服買取店の中には、性的嗜好目的で制服を集めているショップもあります。
その点さくらやは地域で集めた制服をその地域内で販売しているため、リユース目的以外で制服が流出することがありません。
「子どもの制服を性的目的で利用されたくない」という方には特に安心できる店舗です。
メリット③地域貢献度が高い
お伝えしてきた通り、さくらやは地域貢献度の非常に高いお店です。
たしかに災害時や貧困国へ商品の寄付を行っているリユース店は、さくらや以外にもあります。
しかしさくらやほど、多方向に支援を行っているお店は有りません。(地域の雇用創出・こどもの支援のための寄付活動・災害時の体操着提供etc…)
リユースを善意で行おうとしている方にとっては、良い選択肢だと言えるでしょう。
デメリット①買取価格が安い
一方、他店に比べて特に際立つさくらやのデメリットは、その買取価格の安さです。
制服が10円/着、50円/着程度ともなると、運んできた車のガソリン代にもならない利用者もいたことでしょう。
寄付したも同然の査定額しかもらえないため、利用するのであればむしろ「子供の未来応援基金」に繋がる「学生服回収ボックス」(寄付)でいいかもしれません。
デメリット②営業時間が短い
さくらやは子育て中のママさんがスタッフであるところが多いためか、全体的に営業時間が短めです。
1号店の高松店は、週3日営業で10~15時までしか営業していません。
他の店舗は5~7日/週営業しているとこが多いため、さくらやに持ち込む際は空いていいる日時を狙って持ち込まなくてはいけません。
デメリット③買取中止になることがある
さくらやは在庫調整を行っている関係で、時々買取中止アイテムが出ることがあります。
在庫が増えすぎると、そのアイテムの買取を一旦ストップするのです。
店舗ブログに案内が出ていますので、事前に読んでから持ち込むと良いでしょう。
高額査定を狙いたいなら、制服買取店がおすすめ
さくらやでは制服一式400円、という査定が当たり前のようでした。
たしかに地域貢献度は高く、企業理念も素晴らしいお店です。
しかし制服を手放す側にも、もう少し「旨味」が欲しいですよね。
そこで「せっかくなら高額査定を狙いたい」という方に、おすすめしたいのが制服買取店です。
さくらやは地域密着で安心できる実店舗型リユースショップですが、制服買取店の中には実質無店舗型でコストを削り、高額査定を実現しているお店もあります。
以下からおすすめの店舗をご紹介しますので、実績査定額を参考にしつつ査定依頼をしてみては如何でしょうか?
送料無料で宅配で送る方式なので、日中忙しい方でも隙間時間で査定に出せますよ。
まとめ
この記事では実際の口コミを交えつつ、さくらやの査定額について紹介してきました。
さくらやでは制服一式でも400円程度と、査定額が非常に安くなっています。
一方で内閣府の「子供の未来応援国民運動」に参画するなど、地域貢献度の高さは抜群。寄付目的の方にはおすすめです。
もし高額査定を狙いたい方はさくらやではなく、より高額査定を狙える制服買取店を当たった方がいいかもしれません。
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