転職エージェントを利用して内定を得た後に忘れてはいけない2つのお礼

転職エージェントを利用して内定を得た後に、決して忘れてはいけない2つのお礼が、『内定を得た企業へのお礼』とサポートしてくれた『転職エージェントへのお礼』です。

この2つへのお礼は絶対に行う必要があります。
法律などという話ではなく、やらないと社会人としての礼儀を失してしまい、次にまた転職する際にお世話になるのが難しくなると思ってください。

では、具体的にお礼はどのように行うべきなのか?
感謝の気持ちはどうやって伝えるべきなのか?

今回の記事はこのあたりを深掘りして行きたいと思います。

Check!
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転職エージェントを利用して内定を得た企業へのお礼

内定の御礼
まずは内定先の企業へのお礼の方法です。

内定を得た企業へのお礼の方法

1,メールでお礼を伝える。訪問や電話は控える

お礼の手段はメールにしておきましょう。
気持ちとしては電話をかけて口頭で伝えたい気持ちもあるでしょうが、それは控えましょう。
理由は、相手先企業の立場になって考えてみれば分かります。

仕事の妨げになるからです。
内定を得た企業は応募から書類選考、面接、内定とあなたに膨大な時間をかけています。
それはすべて他の仕事を中断した上で行っています。

そのため、内定を出した後は入社の手続きのための健康保険の手続きや机や備品の調達などやることがまだまだあります。
そういった内定後に忙しく動いている時にお礼の電話をかけると仕事の妨げになります。

そのためお礼はメールで行い、送る相手は『内定を出してくれた上長』『面接の担当者』の2人です。
面接では必ず名刺をくれるはずですから無くさないように保管しておきましょう。

2,お礼のメールで伝えるべき2つの内容

御礼のメールで伝えるべき内容は次の2つです。

  1. 内定を頂いたことへのお礼
  2. 入社後の意気込み

まずは当然ですが、内定を出してくれたことへのお礼です。
ここは丁重に感謝の気持ちを伝えましょう。

次に入社後の意気込みです。
最終面接では、採用の見通しだと入社後の話もでてくるはずです。
入社後はこんな活躍をしてほしい!という話がでてきたはずです。
そういった内容とそれに対する自分の返答も思い出して、メールの文面に含めておくとしっかり話を聞いていたことが伝わり、さらに好印象になります。

3,内定を得た会社へのメールの文面例

件名:株式会社◯◯ △△様 面接のお礼 (自分の名前)より株式会社◯◯
□□部 △△様先日は大変、お世話になりました。
◯月◯日に内定をいただきました(自分の名前)です。

このたびは内定を頂きまして本当にありがとうございます。
入社後には全力で仕事に励み、1日でも早く御社に貢献できるよう尽力いたします。

最終面接の際に◯◯さんより頂きました□□という言葉を忘れず、がんばります。
入社後には、すぐに仕事を進められるよう□□も勉強しておきます。

まずはお礼をお伝えしたくメールさせていただきました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〒◯◯
住所
電話番号
メールアドレス
(自分の名前)

内定を得た企業へのお礼を送る際の注意点

ただし、内定を出してくれた企業へメールでお礼を伝える際に必ずやっておかないといけない点があります。

1,転職エージェントの担当キャリアアドバイザーに企業への連絡の可否を相談

内定先の企業へメールを送る前に必ず転職エージェントの担当キャリアアドバイザーに相談しましょう。

転職エージェントを利用して転職活動をしている場合、原則として求職者は応募先の会社と直接連絡をやり取りしては行けないルールになっています。

それは、内定を得た企業でも同じことです。
内定を得ても実際に給与や役職などの待遇が決まり、内定を承諾するまでは、転職エージェントを経由して連絡をやり取りしないといけません。

私が人事部にいた頃は、会社側は内定を出した後はかなり気軽に内定者と連絡をやりとりしています。
ただ、やっぱり転職エージェントはあまり良い顔をしません。

だから一言、担当のキャリアアドバイザーに相談することを忘れないようにしましょう。

2,給与や役職で変更の連絡を受けたら直接返答せず、エージェントの担当のキャリアアドバイザーに相談する

あまり例はありませんが、お礼メールを送った後に、

男性G

最初の半年だけ、給与を1等級下げたいのですがご了承頂けますか?

男性J

お約束していたポストが空いていないので少し待って頂けますか?

などと入社の条件を変更してくる場合がたまにあります。

そういう連絡を受けた時は、即答せず必ず

男性S

転職エージェントと相談してご返答いたします。

とだけ告げて、即答しないようにしましょう。

内定後の転職エージェントへのお礼

お礼_誠意
次に転職活動をサポートしてくれた転職エージェント、特に担当のキャリアアドバイザーとアシスタントさんへのお礼の方法です。

転職エージェントに内定後にお礼をする順序
まず、お礼の順序を説明します。

1,内定を得た連絡をもらった直後のお礼

応募した企業から内定が出るとすぐに、転職エージェントから連絡が入ります。
通常はメールで連絡してきます。

内定の連絡メールが届いたら、まずはその連絡メールに返信しましょう。
それが内定後に最初に行う転職エージェントへのお礼です。

2,メールでお礼

メールで伝えるべきお礼の3つの内容

転職エージェントの担当者とは苦楽を共にして勝ち取った内定です。
そのため次の3点は忘れずに入れましょう。

  1. 今までのサポートへのお礼
  2. 無理な要望を言ったことへのお詫び
  3. これからの意気込み

まず、何よりも今までサポートしてくれたことへのお礼です。
履歴書や職務経歴書の書き方、面接の対応方法、推薦文でのアピール、色んな所で陰ながらサポートしてくれています。
また、面談の際には今後のキャリアなどについても親身になって聞いてくれたはずです。
そういったことへのお礼を書きましょう。

次に待遇などで高い要望を伝えていたらそのことをお詫びしながらお礼を伝えましょう。
無理な要望を聞き入れて求人を探してくれてありがとうございます。
と入れておくと良いでしょう。

最後にこれからの意気込みです。
転職エージェントと二人三脚で勝ち取った内定です。
これから就職して良い人材を紹介してもらえたとエージェントに伝わるように頑張る旨を伝えましょう。

内定後の転職エージェントへのメールの文例

件名:株式会社◯◯エージェント △△様 面接のお礼 (自分の名前)より

株式会社◯◯エージェント
△△様

このたびは大変お世話になりました。
(自分の名前)です。

このたびは無事、希望の会社より内定を頂くことができました。
ひとえに△△様のご尽力のおかげでございます。
本当にありがとうございます。

3ヶ月もの間、何度も相談に乗って頂き、親身にご対応いただきましたこと重ねてお礼申し上げます。
また、無理な要望を聞き入れて求人を探してくれてありがとうございます。

入社後には全力で仕事に励み、良い人材を紹介してもらえたと△△様に伝わるように頑張ります。

まずはお礼をお伝えしたくメールさせていただきました。
近日中に直接、お礼に伺わせいただきます。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〒◯◯
住所
電話番号
メールアドレス
(自分の名前)

3,訪問してお礼

希望の会社から内定を得たら、なるべく早めに訪問してお礼をしましょう。
その際、内定後のお礼はスーツで行くのが望ましいです。

ラフな格好でも怒られることはありませんが、気持ちは姿、格好に表れます。
社会人としてお礼を言うときはファッションもピシッとしたものであることが良いです。

普段はうちとけた間柄だとしても、このときは礼儀を第一に考えましょう。

4,手ぶらはまずい?訪問してお礼する際に持っていく品

一般的に転職エージェントはお礼の際に品を受け取らないと言ってますが、常識的な範囲内で相手が負担に思わない金額のお菓子ぐらいは持っていくのが良いでしょう。

担当されたキャリアアドバイザーが男性であったとしても、アシスタントは間違いなく女性が多いです。
そのため、女性好みのお菓子を持っていくとキャリアアドバイザーの顔も立つので良いと思います。

なお、お金や金券は止めておきましょう。
特に転職エージェントはお金を受け取るとネット上で

男性D

私は内定後に担当のエージェントに◯◯円渡しました。

などと広まって悪い口コミになることを恐れているので、受け取りを拒否される可能性が非常に高いです。
感謝の気持ちを伝えるはずが帰ってエージェントの迷惑になります。

5,転職エージェントの名刺を複数もらう

なお、転職エージェントが一番喜ぶ方法をご紹介します。

それは、転職エージェントの担当のキャリアアドバイザーの名前を広めて求職者を紹介することです。

これはめちゃめちゃ喜ばれます。

私が転職エージェントを活用して転職した際も、事あるごとに冗談も交えて、

男性I

お礼なら転職を希望している人を紹介してください

と言われたものです。

だから、お礼のために転職エージェントに訪問した際は、転職エージェントの名刺をもらい、求職者に配って、名前を広めておきますと伝えるのが良いでしょう。

3,内定後に働きだしてから転職エージェントへの近況報告

さらにより丁寧に対応しておくと、その後また転職の際に、より一層、頑張ってくれますので、その方法もご紹介します。

近況報告を兼ねたお礼の方法はメールで

内定後、入社してから半年~1年に1回は転職エージェントの担当のキャリアアドバイザーへメールを送りましょう。
電話や訪問は不要です。

キャリアアドバイザーは絶対に忙しいので。
でも、メールで近況報告するとキャリアアドバイザーの記憶にずっと残りますので、また転職の際には力を貸してくれます。

メールで送る近況報告の3つの内容

キャリアアドバイザーに近況報告で送る内容は次の3点です。

  1. 楽しく仕事に励んでいること
  2. 上司からの受けている評価
  3. 今後のキャリアの展望

なによりも今、楽しく仕事に励んでいることが何よりもキャリアアドバイザーにとっての安心材料です。
そのため、仕事が楽しいということが伝わる内容を入れましょう。

次に上司から評価されている点を伝えると、企業側から自分への信頼が高まるので喜びます。
良い人材を紹介できてよかったという思いがキャリアアドバイザーのプロ意識をくすぐります。

最後に今後のキャリアの展望を書いておくと安心してくれます。

内定して入社した後の近況報告を兼ねたお礼メールの文例

件名:株式会社◯◯エージェント △△様 面接のお礼 (自分の名前)より

株式会社◯◯エージェント
△△様

転職の際は大変お世話になりました。
(自分の名前)です。

今、私は希望だった◯◯の仕事に就けて非常に充実した日々を過ごしています。
これも△△様のサポートがあってこそです。

本当にありがとうございます。

おかげさまで入社して1年ですが、上司から任される仕事の量も増え、先日は小さなプロジェクトも任されるようになりました。
ただ、まだまだできていない仕事もありますので、慢心せず1つずつ仕事を覚え、より責任ある仕事をこなせるようにがんばります。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〒◯◯
住所
電話番号
メールアドレス
(自分の名前)

内定して入社した後の近況報告を兼ねたお礼メールの注意点

気をつけていただきたいのは、転職をサポートしてくれたのが転職エージェントとは言え、守秘義務を冒してはいけません。
社内の仕事で知り得た情報は書かないようにしましょう。

そんな気密情報を送られても転職エージェント側も困ります。

このように転職エージェントを活用して内定を得た後にキッチリお礼を伝えれば、次の転職の際にはより一層、尽力してくれることは間違いありません。

最後にこれから転職活動を始めようと考えているあなたに、転職経験3回、人事部で採用担当として転職エージェントと3年以上一緒にしごとをしてきた経験を元に、転職エージェントを使いこなす10のポイントを紹介します。

転職エージェントを使いこなす10つのポイント


元人事部だからこそ転職業界の裏も表も全てを知りつくしています。
転職エージェントを徹底的に活用して転職を成功させるための10のテクニックを紹介します。

1,転職エージェントは3社以上を掛け持ちする

転職エージェントごとに持っている求人の数と業界は全然ちがいます。

最大手のリクルートエージェントを頂点に準大手のDODA、パソナキャリアと続きます。

それぞれ特徴があり、サポート体制も違います。
さらにエージェントは1社だけしか登録していないと、対応が良いのか悪いのかも判断できません。

他社の対応と比較するから良い悪いが分かります。
人生で何度もあるわけではない転職で失敗しないためにも最善のエージェントを選択できるよう必ず3社以上に登録してください。

2、転職エージェントのキャリアアドバイザーになった経緯を質問する

キャリアアドバイザーと初めての面談の時は、アドバイザーは色々と雑談をしながら本音を探ろうとしてきます。

そこにあえて乗っかかってアドバイザーになった経緯を質問しましょう。

この質問の意図は2つあります。

  1. 転職しようとしている人を真摯にサポートする意欲があるか
  2. アドバイザーとしての経験はちゃんとあるのか

1,転職しようとしている人を真摯にサポートする意欲があるか

ハッキリ言ってキャリアアドバイザーで1000万以上の報酬を得ている人はたくさんいます。
だからお金のためにアドバイザーをやっている人はかなりの数でいます。

別にお金のために仕事をするのは悪いことではないんですが、キャリアアドバイザーになった理由を聞いた時にお金のことを出す人は相当お金に執着していますので、あなたが内定を取ったら、あなたのキャリアにふさわしい企業かどうかよりも自分の利益を優先して内定承諾を急かしてくる可能性があります。

だから、お金を口に出したら用心するかアドバイザーを変更しましょう。

2,アドバイザーとしての経験はちゃんとあるのか

アドバイザーとしての経験は少なくとも3~5年ないと未熟です。
なぜなら、アドバイザーは転職希望者と面談したり求人を探したりすることが本来の仕事ではありません。

アドバイザーは実際に企業に足を運んでどういう人材がなぜ必要なのかを人事の担当者と腹を割って話すことが大切な仕事だからです。

会社が求める人材の裏も表も知り尽くしてこそ、ふさわしい人材を紹介できます。
ただ表面的な資格や経験を見ただけでは会社ごとにふさわしい人材かどうかわかりません。

それが分かるようになるのに3~5年はかかります。
だから経験が浅い場合はアドバイザーを変更するか他社のエージェントのアドバイスを参考にしましょう。

3、仕事の経験やスキルについては嘘をつかない範囲でしっかりアピールする

まず前提ですが、職務経歴書や履歴書で絶対に嘘をついてはいけません。
転職エージェントはあなたの仕事の経験やスキル、資格そして学歴を信用した上で企業に推薦してくれます。

もしそこに虚偽の記載があると、あなたとキャリアアドバイザーの間だけでなく、転職エージェントと企業の間の信頼関係を壊すことになり、最悪の場合、転職エージェントの利用を断られる可能性があります。

そして、こういった登録情報は基本的に一度登録すると記録が残ります。
そのため、数年経ってもう一度転職したいと思った際にも虚偽記載であることがバレるとエージェントを利用できません。

だから、嘘をつかない範囲でしっかりアピールすることです。

例えば、経理での経験が2年ぐらいと短く、精算書まではほぼ間違いなく作れても決算書までは作れない場合、

『決算書の作成経験がある』

と書くと虚偽記載になりますが、

『帳簿入力から精算書までを担当しほぼミス無くキッチリと仕上げることに関して上司から信頼されていました。』

と書くのです。

決算書の作成経験無しと書くとマイナスアピールに繋がりやすくなりますので、精算書までは十分に作るスキルがあると書くとプラスのアピールになりますし、嘘はついていません。

4、 エージェントが企業に出す推薦文は必ずチェックさせてもらう

転職エージェント経由で応募すると、あなたの職務経歴書と履歴書と併せて『推薦文』というエージェントが作成したあなたをもうひと押しするアピール文を付けてくれます。

このアピール文は、およそ作文用紙2~4枚弱、だいたい400~1000文字ぐらいの文章なのですが、経験の浅いエージェントや担当している人数が多いキャリアアドバイザーだとあなたが書いた職務経歴をそのまま書き写すだけというものや、もっとひどい場合だと勘違いしているケースがあります。

だから、キャリアアドバイザーには必ず次の一言を言って推薦文を確認させてもらいましょう。

[chat face=”男性_楽しむ.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]私は自分の職務経歴についてうまく伝えられたか不安がありますので、面接時に相違が無いように一度、私の方で拝見させて頂きたいため、書いていただいた推薦文をメールで送って頂けますでしょうか。[/chat]

ポイントは、メールで送ってもらうことです。
その場で見るだけだと、自分で修正できないためです。

ちなみに私が人事として推薦文を見ていた時に、これはないなと思ったひどい推薦文を紹介します。

真面目な方で経験のある方です。
詳しくは直接、面接で確認ください。

人事の採用担当としてこの推薦文を見た時に笑ってしまいました(笑)
実際に会ってみると非常にスキルの高い方だったんですが、業務内容が経験のある人でないと理解し難いのでキャリアアドバイザーはとりあえず適当に書いたのだと思われます。

こんなことにならないようしっかりプッシュしてもらうために自分で推薦文をチェックするのを忘れないようにしましょう。

5、あなたの優先順位を上げるために『良いところがあればすぐに転職可能』と伝える

キャリアアドバイザーにとって嬉しくないのはダラダラと面接を繰り返していつ転職したいのか明確でない人です。

なぜなら転職エージェントにとって売上につながるのは『転職先が確定した時』だからです。
内定を得て、内定に承諾した時に、転職先の企業からお金をもらえます。

それまでは、いわばボランティアのように尽くしているんです。
だから、すぐに転職したいという意欲の高い人を優先的に対応したがります。

これは人事としてもよく経験があります。
実際に担当のキャリアアドバイザーから電話をもらうこともあるんですが、

女性O

○○さんよりも□□さんの方がすぐにでも勤務をスタートできますからおすすめですよ。

と言われたことがあります。

つまり□□さんを推してるんだと分かりますのでこちらからも□□さんを先に面接に回すことになりました。

だから成果報酬主義のキャリアアドバイザーの気持ちを逆手に取って、最初に担当についてもらった時に必ず聞かれる『転職時期はいつ頃が希望ですか?』と聞かれたら、『良い所があればすぐに転職したい!』とハッキリ答えるようにしましょう。

6、1週間に1回は必ずエージェントに連絡するもしくは登録情報にログインする

人事にいた頃の担当のキャリアアドバイザーに聞いて知ったことなのですが、転職エージェントでは求人を出している企業側から人材の依頼を受けると、転職者の登録データの中から企業の希望条件に該当する人材を検索して、その人に企業側からの求人内容を伝えて応募の可否を確認します。

その際、該当する人材の数と企業側の募集人数を見て、まずは10名に一斉にメールで連絡し、応募が少ないもしくは無い場合は次の10名に一斉連絡する仕組みになっています。

その人材を検索する際、どういう順序で人材が並んでいるかというと、キャリアアドバイザーとの連絡を取った日順なんだそうです。

もちろん連絡を取った日、もしくはログインした日が新しい人ほどキャリアアドバイザーの目に着きやすい上位に並びます。
これはシステムでこのように決まっているそうで、キャリアアドバイザー側で操作してどうこうできないと言っていました。

この理由はシンプルで、キャリアアドバイザーと長らく連絡を取っていないと転職を決めた可能性が高いと判断するからです。

そして通常は3ヶ月連絡をとっていないと休眠マークが着き、半年以上連絡をとっていないとデータベース上に表れなくなるそうです。

だから1週間に1回以上、連絡を取っているとキャリアアドバイザーの目に止まりやすくなり、求人の連絡も入りやすくなりますのでライバルよりも早く求人情報をキャッチできるようになります。

自分で積極的に会社を探すのも悪くないですがせっかく転職エージェントを使っているなら、気になる求人があったらエージェントにメールで確認するほうが更新日も新しくなり、優先的に紹介してもらえるようになります。

7、担当のキャリアアドバイザーのアシスタントにも丁寧に接する

担当のキャリアアドバイザーは1人で転職希望者をフォローしているわけではありません。
通常は1~2名のアシスタントが付いています。

キャリアアドバイザーの仕事は、企業の求人条件を調べること、転職希望者と面談することが主な仕事です。
アシスタントの仕事は面接の日程と場所の調整が主な仕事です。
ただ忙しいキャリアアドバイザーの場合、転職希望者との面談を優先し、企業の求人情報を調べてマッチする人を探すという仕事をアシスタントに任せている人もいます。

だからアシスタントだからと、軽く扱ったり、無礼な態度を取ると気分を害されて求人情報を他の人に流すということもありえます。

アシスタントは、仕事がまだ未熟だからアシスタントなんです。
実際にミスをすることもあります。

私自身が転職活動をしていた際に、あろうことか面接の場所を間違えていたということがありました。
あきれて愚痴ってしまいましたが、それからメールの連絡が非常にドライになってしまった記憶があります。

だからアシスタントもあなたをサポートしてくれる1人の人間として礼儀正しく紳士的に接しましょう。

8,どうしても合わなければ担当者の変更を依頼しましょう

転職エージェントはたくさんのキャリアアドバイザーを抱えています。
もちろんキッチリとした研修と経験を持っていますが、1人1人が自らの個性を持って対応しています。

だから、アドバイザーがあなたのためを思って対応してもあなたにとっては不快に感じたり、業界について知識が薄かったりすることはありえます。

そういう時は気軽にアドバイザーの変更を申し出ましょう。
あなたが思っているほど転職エージェントは、担当者の変更を重大視していません。

変に義理固く、最初の担当者に依頼し続ける理由はありません。
大切なことはあなたの転職の成功です。

そのためにふさわしいアドバイザーがつくことが最優先です。

実際に私も転職活動していた頃に担当者を変更してもらった経験があります(笑)

その時のメールの文面をそのまま記載しますので参考にしてください。

担当者の変更メール例

いつもお世話になっております。
○○です。

現在、○○様にご担当頂いており、非常に丁寧にかつ真摯にご対応頂きとても感謝しております。
ただ、少し私の希望する業種についてもう少し経験のあるアドバイザーの方にご担当頂きたく、お手数ですが、一度他のアドバイザーをご紹介頂けますでしょうか。

なお、○○様の対応に不満があるわけではありません。
私の希望する業界は少し理解が難しいためよく知っている方の方が話は通じやすいと思いました次第です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

この文面を転職エージェントのお問合せ窓口へ送ります。

担当者の変更の依頼メールのポイントは3つです。

1,担当者の変更を希望していることが明確にわかるように書く
2,現在の担当者の不満を書かない
3,現在の担当者へのお礼も含めておく

この3点の理由は、担当者変更の依頼メールは担当者も読むからです。
これは実際に担当のアドバイザーから直接聞きましたので間違いありません。

なお、担当者を変更してもあまり対応が変わらない時は、なにも告げずそっと他社の転職エージェントを当たりましょう。

9,同じ求人案件に同時に他の転職エージェントから応募しない

人事部の採用担当をしていると、たまに驚くことがあります。

まったく同じ応募者が同時に複数の転職エージェント経由で応募がある時です。

こういう時、まちがいなく人事部としては、エージェントに連絡します。

『○○さんだけど、御社とA社の両方から応募があるよ』

この連絡が入るとエージェントのアドバイザーは、応募者に確認の上、最悪の場合、そのまま破断になって、強制退会させられる場合もあります。

エージェントを利用する時のマナーとして、同じ求人案件に他のエージェントから同時に応募しないというのは常識です。
これはエージェントを利用する際の契約書にも記載されています。

この問題が起きるケースではほとんどの場合、転職希望者のケアレスミスです。
複数の転職エージェントから同じ案件の依頼が来た時に、一社に依頼していたのに忘れて依頼をかけてしまう場合です。

1回ぐらいなら謝れば大丈夫でしょうが繰り返すと強制退会になりますので本当に気をつけてください。
あと、人事部としても自己管理ができていない人と考えて心証は最悪になります。

10、内定が出たら他社のエージェントに他に自分にあった会社があるか確認する

内定が出たらすぐに内定承諾を送る、というのはエージェント側からすると模範的な顧客の対応ですが、あなたの人生にとってはそれで良いかどうかは別問題です。

キャリアアドバイザーによっては内定が出たらさっさと承諾して欲しいと考える人と、もっと自分にふさわしい会社があるので、保険として内定は残しておいてそちらを狙おうと言ってくれる人がいます。

大切なことは目先の待遇だけでなく、自分のキャリアにとって冷静に考えて最善の選択ができるかどうかです。

内定を辞退した場合、転職エージェントは企業側に内定辞退の意思と謝罪を伝えないといけません。
実際に転職エージェントのアドバイザーに内定辞退の連絡をする時の気持ちを伝えると、
『虚無感7割と悔しさ3割』と言ってました。

自分がアドバイスして勝ち取った内定なのに辞退されるとそれまでの努力が何だったんだと思うそうです。
そりゃそうですよね。
でも、彼らも仕事なんですぐに切り替えます。

あなたもエージェントに気を使って乗り気じゃないのに内定を受け入れると後悔するかもしれません。
だから、内定が出た後はそのまま受け入れるんじゃなくて、ちゃんと客観的な意見をもらうために他社のエージェントに相談しましょう。

これは、自分のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするためにとても有効なテクニックです。

まとめ:理想は3つ以上の転職エージェントに登録

いかがでしたか。
転職エージェントをうまく活用して転職を成功させたいなら、転職エージェントを掛け持ちして使うことが大切だと気づいて頂けましたでしょうか。

転職エージェントは、一切お金がかからない完全無料のサービスです。
にもかかわらず、あなたの転職のサポーターとして就職先が決まるまで親身にサポートしてくれます。

だからまずは以下の総合転職エージェントの中から2社、希望の業界に強いエージェントに1社、合計3社以上に登録しておきましょう。

その上で、同時に3社以上に登録し、実際にエージェントを訪問して面談を行い、エージェントのアドバイザーの質を見極めましょう。

おすすめは、次の3つです。

企業や転職市場の正確な情報を握っている日本で最大の転職エージェント会社のリクルートエージェント
リクルートエージェントの次の求人数を持っているDODA
サポートが手厚いパソナキャリア

私も転職の際はたびたびお世話になりました。

この中でもまずはリクルートエージェントを一番おすすめします。
転職にふさわしい時期かどうか、どんな求人があるかを非公開求人なども教えてくれて、最大の求人数を持っているためです。

そのためまずはリクルートエージェントに登録すべきです。

もし、正社員の経験が1年未満ならリクルートエージェントと合わせて、職務経験が短い第二新卒を専門に転職支援しているリクルートグループの『就職Shop』を活用しましょう。

就職Shopの評判が悪い!?フリーターでも正社員になれるか本音の口コミを徹底調査!

リクルートエージェントに登録する5つのメリット

注目

1、業界最大級の非公開求人数

転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。

応募が殺到しすぎるから、企業戦略上一般公開できない重要求人だからなど、非公開にせざるを得ない魅力的な求人に出会うことができます

2、実績豊富なアドバイザー

転職の相談相手は、誰でも良いというわけではありません。
業界や業種によって、転職に必要な情報や知識は異なります。

リクルートエージェントは、各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、求職者の希望やスキルに沿った求人を、厳選して紹介くれます。

3、充実した転職サポート

リクルートエージェントのアドバイザーは、求人紹介をするだけではありません。
提出していただく職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な転職サポートをしてくれます。

他にも参加者の80%以上に満足していただいている、リクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」にも無料で参加可能です。

4、内定辞退も受託お任せ

一度、転職した方ならわかりますが、内定を得る会社も『保険として受けた滑り止めの会社』から『第一志望の会社』までさまざまです。
第一志望の会社から内定を得たら滑り止めの会社は断るのですが、一人で転職活動を行うと自分で断りの連絡をいれないといけませんが、説得されたり何度も連絡が来ると結構ストレスです。
リクルートエージェントを活用すれば、そのような手間もすべてリクルートエージェントが代行してくれます。

5、年収交渉もお任せ

リクルートエージェントの担当者はとても熱心に転職者を売り込んでくれます。
そのため年収交渉も行ってくれるので希望の年収よりも上がることもよくあります。
元人事部での経験から言っても、書類や面接では伝わらない転職者の良さをしっかりと伝えてくれるので助かりました。

転職サイトは登録無料なうえに数分の登録作業だけ行っておけばあなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くから、今すぐに転職できなくても登録だけはしておくべきです。

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