日本経済はバブルが崩壊した1990年から30年にわたって成長がストップし、この先も高齢者が増え、子供が減っていき、経済成長が見込めない先行き不透明な時代です。

そのため、会社勤めしているビジネスマンは、一生、食べていける仕事に就くために必死に考えて行動しています。
その努力は素晴らしいのですが、日本が30年にもわたって経済が停滞してきた理由の1つが、『方向性を間違えた努力』にあります。

一生食べていける仕事に就きたいなら、まずは正しい情報をしっかり入手して、どんな時代でもこの先、将来ずっと稼げる力を身に着ける方法を知ることが先です。

正しい情報とは次の5つです。

  1. 10年後に食える仕事 食えない仕事の4分類
  2. 自分の位置づけの2分類
  3. 市場成長の2分類
  4. 収益の2分類
  5. 10年後も食い続けるための3つの正しい思考

今回はこの5つを順に説明したいと思います。

10年後に食える仕事 食えない仕事の4分類

まずは、10年後に食える仕事 食えない仕事の4分類です。
この4分類は世界と日本という市場の位置づけでの分類です。

10年後に食える仕事食えない仕事の4分類

こちらは、以下の本から引用し、かみ砕いて説明しております。

10年後に食える仕事食えない仕事

重力の世界

重力の世界とは、日本人に限らず外国人でも就くことが可能な単純労働作業です。
代表的なもので言えば、コンビニやファストフードや牛丼店の店員さんですね。

その他にも、計算の集計や受付スタッフなどです。
特にスキルが不要ですので、誰でもその仕事ができる分、もしこの仕事に就いているならあなたの代わりはいくらでもいるという仕事です。

だから、売り手市場と言われて転職市場では、求職者の方が立場は上ですが、重力の世界の仕事は別です。
誰でもなれるので、買い手市場となり、求人を出している会社の方が強い立場となります。

この仕事に就いている人は、遅かれ早かれ仕事を失う可能性は極めて大きいのが特徴です。

グローカル

日本人市場で専門的な分野を持つ仕事です。
例えば、弁護士や司法書士などの士業などは代表例ですね。

他にも日本国内での一部のエリアや市場で専門的なスキルが活かせる仕事です。
例えば、不動産の仲介業や大学の教授です。

外国人や他のエリアや市場の人が急に参入することが難しいのである程度の参入障壁があります。
そのおかげで生き残れる確率はある程度高くなります。

ただ、これらの市場そのものが固定化されているため市場規模が大きくなることは無く、むしろ縮小傾向にあるのでずっと同じ仕事を続けているとジリ貧になる可能性もあります。

ジャパンプレミアム

日本人ならではの日本人が得意としている仕事です。
代表的なもので言えば、細かく精密な仕事です。

アジアではインフラ工事の受注競争が始まっています。
日本の製造技術は非常に高いので、入札できた国からは称賛されています。

他にも日本人の『気遣い』ができる接客ですね。
おもてなし、とも言われています。

海外ではチップなどのお金がないとホテルサービスの質は落ちますが、日本は相手が快適に過ごせるよう気遣う素養があり、それが海外ウケしています。

こういった素養は日本人にしかありませんので、外国人は難しいでしょう。
ただ、同じ日本人同士ならできてしまうので、ジャパンプレミアムは外国人に対してのサービスを提供している同業者同士の競争は避けられません。

無国籍ジャングル

国籍に関係なく活躍できる仕事です。
サッカーやプロ野球などのスポーツがその代表ですが、その他にも医者や通訳なども含まれます。

このジャンルは気軽に参入できないので、活躍できる場を確保できると安定しますが、逆に数が少ないとはいえ、超優秀な人が毎年登場するので、一生安泰というわけにはいかないでしょう。

このように世界と日本という位置づけで考えると今、自分の仕事がどこに分類されるかが分かると思います。
多くのサラリーマン、ビジネスマンはグローカルかジャパンプレミアムでしょう。
そして、フリーターは重力の世界にいるはずです。

その4分類を踏まえた上で次の分類づけを見てください。

ただ、人事コンサルをやっていると、自分自身を思い込みで低く見積もってしまって、もっと稼げるスキルがあるのに簡単なジャンルで引きこもっている事例をよく見かけます。

そういう時は、まずはあなたのキャリアの価値とそれに見合った企業があるのかどうかを転職のプロに客観的に見てもらうことが先決です。

重力の世界で生きてきたけど、ジャパンプレミアムや無国籍ジャングルでも十分実力を発揮できて、何倍の価値にも見なされることはめちゃくちゃよくあります。
でも、自分の経歴がどのぐらい価値があるのかなんて分からないですよね?

だから、今の会社が楽しくない、仕事がうまくできないと悩んでいるなら、転職サイトではなく、転職エージェントに相談することです。

一生食べていける仕事:自分の位置づけの2分類

使う者と使われる者
自分の位置づけを2分類しますと次の2つになります。

被用者
使用者

この2分類について説明します。

被用者とは?メリット・デメリット

使用者から賃金、給料をもらって働く労働者側です。
被用者側にもメリットとデメリットがあります。

被用者側のメリット1:経営について考えなくてよい点

サラリーマンなどの給与をもらっている人は自分に任された仕事に集中すればよいので、利益率や費用削減などを考えなくてよいのは非常にストレスが軽減されます。

被用者側のメリット2:労働法で守られている点

日本では過剰なぐらいに労働者が守られています。
そのため、一度、正社員の職に就くと会社としてはなかなか解雇できません。

被用者側のデメリット:やりたい仕事だけできない

自分で仕事を選ぶ裁量が少ないので、やりたくない仕事を任されてもイヤとは言えません。
そのため、本当にやりたい仕事に就きたければ、社内で上司の信頼を取るか転職するしかありません。

使用者とは?メリットデメリット

使用者とは、自営(社長を含む)など自分の責任において事業を営んで労働者を雇う側です。

使用者のメリット:自分のやりたい仕事ができて利益は自分のものにできる

使用者になると、当然自分で仕事を選べます。
そのため、やりたくない仕事をやらないという選択も当然できます。

利益は基本的にすべて自分のものなので、そこから労働者にどのように分配するかも自分で決められます。

使用者のデメリット:すべて自己責任なので売れなければ利益がでない

当然自己責任なので、売れなければ利益がでません。

被用者と使用者の区分を説明した理由

一生食べていける仕事を探す時、人は無意識のうちに『どこに勤めようか』と考えがちです。
それは、『被用者』としての発想です。

『使用者』の道もあるということを知っておいてほしかったのです。
ただ、『使用者』の道は生半可ではすぐに倒産してしまいます。

だから将来、起業して独立したいと考えている20代、30代は、被用者である内にたくさんの仕事を経験し、嫌なお客さんと渡り合い、辛い経験をいっぱいしてください。

20代、30代は会社があなたの雇用を保証しつつ、あなたを育ててくれるんですから、会社に勤めている方がメリットは大きいです。
大変な仕事が来たら、『チャンスだ!』と思えるようになったら使用者側になれる才能があります。

一生食べていける仕事:市場成長の2分類

成長している市場にある仕事と縮小している市場の仕事では給料も待遇も全然違います。
だから、一生食べていける仕事に就きたいなら、成長しているか縮小しているかという点を必ず見てください。

注意すべきは、ずっと成長し続ける仕事はないという点です。
市場の成長は製品寿命とも似ています。

日本の高度経済成長を支えたのは家電メーカーでした。
冷蔵庫やテレビ、洗濯機は多少、形は変わりましたが今も残っている息の長い製品です。
ところが、すでに東アジア諸国が市場を取って、日本では斜陽産業になりつつあります。

逆にスマホやドローン、スマホのアプリは今は成長産業ですが10年続くとは思えません。

大切なことは、市場は必ず斜陽化して衰退し、無くなっていくという考えを持っておくことです。
人は『今』成長している企業に飛びつくのでそういった企業は人気が出ます。

でも、長い人生で1つの製品に依存して生き残れる時代ではなくなったのです。

だから、一生、食べていける仕事に就くというのは、1社にずっと居続けるという発想ではなく、斜陽になったと分かったら成長している会社に移るというフットワークの軽さです。

一生食べていける仕事:収益の2分類

副業で稼ぐ
自分の立ち位置は、被用者と使用者があり、市場が成長している仕事に就くことの大切さを伝えました。
ここでもう1つ大切な思考があります。

それは、食べていける仕事=1社に勤める、ということではないということです。
2社に勤めるという発想を持ちましょう。

それが、本業と副業です。

土日は副業でネットショップの『使用者』になって、平日は本業で営業を行う『被用者』になるという生き方もありです。
例えば、30代になって独立したいと考えているなら、20代のうちから土日で使用者となって、自分がやってみたい仕事をやり、平日は会社で被用者となって働くというやり方があります。

こういった働き方ができるかどうかは勤めている会社の就業規則の問題があります。
個人としては副業をやりたくても、会社との関係で禁止されている場合もあります。

だから、会社に勤めるときは、『副業も可能かどうか』を確認するのが、一生食べていける仕事に就いて収入を安定させる隠れたコツです。

長い人生を生き残れるかどうかは知識の量で決まります。
知らない人はいつの時代も損をするんです。

だから、最後に、一生食べていける仕事に就くための3つの正しい思考を説明します。

一生食べていける仕事に就くための3つの正しい思考

一生安泰になる正しい思考

時間の切り売りの労働で稼ぐという思考からの脱出

日本の労働法は戦後からほとんど変わっていません。
残業代という発想があるように、時間の切り売りで働くという発想がいまだにこびりついています。

知識を使う高度な職業の場合、時間よりも希少性で価格が決まるはずなのに時代遅れのままの法律がはびこっています。

そのため、正社員として働きだした若い社会人もそれが当然と思い込んでいます。
実はこれが日本人の生産性を下げている1つの原因だと思っています。

では、どういう働き方をすべきか?

資産を築いて収益を上げるという発想を持つ

資産とは、土地などの不動産ではありません。
『仕事のスキルや経験』のことです。

結論から言いますと、若いうちに『仕事のスキルや経験』といった資産を築くと、一生食べていける仕事に就くことなんて何の苦もなく簡単にできます。

逆に時間の切り売りの発想を持っていると、いつまでも労働者から抜け出せません。

『今、自分の取り組んでいる仕事がどういうスキルを深めるのか』
『自分の続けてきた仕事のおかげでどんな経験を積めたのか』

この2つを自問自答してください。
もし、どちらもないなら今の会社にいる意味がありません。

ただ、資産という話をすると間違った思考を持ってしまう人がいます。
それが資格に依存しようという発想です。

資格に依存しない!スキルと経験という資産を身に着ける

先日、PRESIDENT Onlineで『クビ・定年が怖くなくなる最新稼げる資格』という記事が投稿されました。
こちらです。


プレジデントオンライン_18.0817https://president.jp/articles/-/25841
一生食べていける仕事に就けるように資格を取ろうというのは日本人独特ですね。
でも、元人事としての本音を言いますよ。

『資格を持っている人に興味はありません。』

人事としてどんな人を採用したいかを言えば

『戦力になるスキルと経験を持っている人』

です。

仕事に必要な資格なんて、半年から1年あれば取れるんです。
わざわざ資格を持っている人を採用するぐらいなら、社員に取らせた方が安上がりです。

だから、資格に逃げてはいけません。
資格は目に見えるし、『合格』という結果が見えるので、思考を働かせなくとも安直に取り組みがちです。

ほとんどの場合、資格を取っても食べていける仕事に就けません。
潤うのは資格の専門学校だけです。

一生食べていける仕事に就きたければ、横展開できる経験とスキルの2つを身に着けることです。

一生食べていける仕事としては、間違いなくプログラミングです。
プログラマーやエンジニアって『マニアの世界』と思われがちですが、今、日本では圧倒的に数が少ないんです。

だから30代後半みたいに割と年齢が高めでも転職できたりするんで、未経験からでも身に着けるスキルとしてはプログラミング言語を強くおすすめします。

でも、プログラミングって今だけだろ?

って思ってるかもしれませんが、日本は世界に比べて遅れているのでITの人材不足が半端ないんです。
だから、少しプログラミングができると、いろんな仕事を任されるので経験値が一気に高まります。

すると、他の仕事にもかかわる機会が増えて、プログラミングから他の世界がドンドン広がっていきます。
だから、まずはとっかかりとしてプログラミングを学ぶのはむしろ絶対におすすめです。

あなたの今の仕事は『横展開できる経験とスキル』は身に着きますか?

横展開できるスキルと経験

マッキンゼーやアップル、Amazonなどの成長する外資系企業は、若手のうちから積極的に責任ある仕事を割り振って経験とスキルと身につけさせています。

日本でもユニクロやユニ・チャーム、ソフトバンクはガンガン仕事を振ってきます。
成長している企業はどこも若手にガンガン仕事を振るので成長意欲のない時間の切り売りで働く意識しかない人の目には『ブラック企業』と映ります。

そういった人がウェブの口コミで『〇〇社はブラック企業だ』と書いてストレスを発散しているのです。

しかし、早く成長したい人にとっては、将来ずっと食っていける仕事に就けるための資産を積極的に築ける会社と映るのでむしろ修業の場ととらえてガンガン仕事に取り組みます。

この時点でもう時間の切り売りの発想の人と、資産を築こうと考える人で隔絶とした差がついてしまいます。

ぬるま湯に慣れた若手は成長できない

20代でどれだけ本気に真剣に働けたかどうかで、30代、40代になって食っていける仕事に就けるかどうかが決まる。

でも、焦らないようにしましょう。
スキルと経験は同時に2つも3つも身に着けようとすると失敗します。

次の3段階でスキルと経験を身に着けるようにしましょう。

20代で1つのスキルと経験をガッチリ身に着けてI字型人材になる
30代前半から横展開できるスキルと経験を見つけてT字型人材になる
40代になるまでにもう1つスキルと経験を身に着けてπ(パイ)字型人材になる

だから、今いる会社でスキルと経験は積めますか?
もう一度、自問自答してください。

もしスキルも経験も積めず、貴重な20代のうちに無駄な下積みばかりさせる企業なら、転職すべきです。

ただ、転職するにしてもいきなり会社を辞めてはいけません。
まずは、できるだけ事前に他社情報や転職市場の情報を入手しておくことが大切です。

だから、私のおすすめは今すぐ転職する気がなかったとしても、退職してから転職活動を始めるのではなく、在職中に転職エージェントに登録しておくことです。

転職に成功した人の上手な転職の進め方

在職中に転職エージェントに登録すべき理由は、3つあります。

1つ目は、実際に転職を3回経験したので分かりますが、退職までに溜まったストレスや疲労は半端ないためです。
限界に達すると転職エージェントに登録する気力すら無くなります。

2つ目の理由は、転職せず自宅でゆっくり過ごす生活に慣れると転職へのモチベーションを戻すのは想像以上に大変だからです。

3つ目の理由は、退職後に空白期間を作ってしまうためです。
空白期間が半年を過ぎると次の転職は致命的に難しくなります。

元人事部として本音で語りますが、転職に成功している人は例外なく転職エージェントに登録して、気になる求人情報をストックしておくだけでも行ってます。

転職エージェントに登録すると『転職という選択肢』ができて心にゆとりが生まれ、『色々な会社情報』を知っておくことで心が折れて倒れる前に転職という手が打てるようになります。

転職エージェントは登録無料です。
数分の登録作業だけ行っておけばあなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くから、今すぐに転職できなくても登録だけはしておくべきです。

おすすめの転職エージェントはやっぱりリクルートエージェントです。
私も転職の際はたびたびお世話になりました。

リクルートエージェントに登録する5つのメリット

メリット

1、業界最大級の非公開求人数

転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。

応募が殺到しすぎるから、企業戦略上一般公開できない重要求人だからなど、非公開にせざるを得ない魅力的な求人に出会うことができます

2、実績豊富なアドバイザー

転職の相談相手は、誰でも良いというわけではありません。
業界や業種によって、転職に必要な情報や知識は異なります。

リクルートエージェントは、各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、求職者の希望やスキルに沿った求人を、厳選して紹介してくれます。

3、充実した転職サポート

リクルートエージェントのアドバイザーは、求人紹介をするだけではありません。
提出していただく職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な転職サポートしてくれます。

他にも参加者の80%以上に満足していただいている、リクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」にも無料で参加可能です。

4、内定辞退も受託お任せ

一度、転職した方ならわかりますが、内定を得る会社も『保険として受けた滑り止めの会社』から『第一志望の会社』までさまざまです。
第一志望の会社から内定を得たら滑り止めの会社は断るのですが、一人で転職活動を行うと自分で断りの連絡をいれないといけませんが、説得されたり何度も連絡が来ると結構ストレスです。
リクルートエージェントを活用すれば、そのような手間もすべてリクルートエージェントが代行してくれます。

5、年収交渉もお任せ

リクルートエージェントの担当者はとても熱心に転職者を売り込んでくれます。
そのため年収交渉も行ってくれるので希望の年収よりも上がることもよくあります。
元人事部での経験から言っても、書類や面接では伝わらない転職者の良さをしっかりと伝えてくれるので助かりました。

転職サイトは登録無料なうえに数分の登録作業だけ行っておけばあなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くから、今すぐに転職できなくても登録だけはしておくべきです。